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2022年10月16日(日) 年間第29主日ミサ

  • kiotanblock
  • Oct 15, 2022
  • 6 min read

2022年10月16日(日) 年間第29主日ミサ


一場神父から、年間第29主日ミサの「朗読箇所と説教」が届きましたので掲載します



◆ ◆ ◆


小教区役員窓口の皆様



いつもお世話になり、ありがとうございます。



10月16日「年間第29主日」の朗読箇所と説教をお送り致します。



「ことばの祭儀」の配信は、10月16日(日)午前7時の予定です。よろしくお願い致します



皆様のためにお祈りしています。一場


【一場神父のyoutubeチャンネル】(ミサ及び講座)


https://www.youtube.com/channel/UCabRcWL-YVYvkpofce8Nptg



※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

《10月16日/年間第29主日》

★第一朗読出エジプト17・8-13


出エジプト記


17・8アマレクがレフィディムに来てイスラエルと戦ったとき、9モーセはヨシュアに言った。


「男子を選び出し、アマレクとの戦いに出陣させるがよい。明日、わたしは神の杖を手に持って、丘の頂に立つ。」


10ヨシュアは、モーセの命じたとおりに実行し、アマレクと戦った。モーセとアロン、そしてフルは丘の頂に登った。11モーセが手を上げている間、イスラエルは優勢になり、手を下ろすと、アマレクが優勢になった。12モーセの手が重くなったので、アロンとフルは石を持って来てモーセの下に置いた。モーセはその上に座り、アロンとフルはモーセの両側に立って、彼の手を支えた。その手は、日の沈むまで、しっかりと上げられていた。13ヨシュアは、アマレクとその民を剣にかけて打ち破った。



★答唱詩編/詩編121・3+4、5+6、7+8


神よ、あなたの顔の光をわたしたちの上に照らしてください。


詩編121


121・3神はおまえの足を堅く立て、

まどろむことなくまもられる。

4イスラエルを守るかたは、

眠ることもまどろむこともない。


5神はおまえのまもり。

そのかげはおまえをおおう。

6昼は太陽に打たれることなく、

夜は月に打たれることもない。


7神はすべての悪からおまえをまもり、

いのちをささえられる。

8神はおまえの旅路をまもられる、

今より、とこしえに。



★第二朗読/➁テモテ3・14-4・2


使徒パウロのテモテへの手紙


愛する者よ、3・14自分が学んで確信したことから離れてはなりません。あなたは、それをだれから学んだかを知っており、15また、自分が幼い日から聖書に親しんできたことをも知っているからです。この書物は、キリスト・イエスへの信仰を通して救いに導く知恵を、あなたに与えることができます。16聖書はすべて神の霊の導きの下に書かれ、人を教え、戒め、誤りを正し、義に導く訓練をするうえに有益です。17こうして、神に仕える人は、どのような善い業をも行うことができるように、十分に整えられるのです。


4・1神の御前で、そして、生きている者と死んだ者を裁くために来られるキリスト・イエスの御前で、その出現とその御国とを思いつつ、厳かに命じます。2御言葉を宣べ伝えなさい。折が良くても悪くても励みなさい。とがめ、戒め、励ましなさい。忍耐強く、十分に教えるのです。



★福音朗読/ルカ18・1-8


アレルヤ、アレルヤ。神のことばは生きていて力があり、心の思いと計画をわきまえる。アレルヤ、アレルヤ。



ルカによる福音


 そのとき、18・1イエスは、気を落とさずに絶えず祈らなければならないことを教えるために、弟子たちにたとえを話された。2「ある町に、神を畏れず人を人とも思わない裁判官がいた。3ところが、その町に一人のやもめがいて、4裁判官のところに来ては、『相手を裁いて、わたしを守ってください』と言っていた。裁判官は、しばらくの間は取り合おうとしなかった。5しかし、その後に考えた。『自分は神など畏れないし、人を人とも思わない。しかし、あのやもめは、うるさくてかなわないから、彼女のために裁判をしてやろう。さもないと、ひっきりなしにやって来て、わたしをさんざんな目に遭わすにちがいない。』」6それから、主は言われた。「この不正な裁判官の言いぐさを聞きなさい。7まして神は、昼も夜も叫び求めている選ばれた人たちのために裁きを行わずに、彼らをいつまでもほうっておかれることがあろうか。8言っておくが、神は速やかに裁いてくださる。しかし、人の子が来るとき、果たして地上に信仰を見いだすだろうか。」


[説教]

 今日、「イエスは、気を落とさずに絶えず祈らなければならないことを教えるために」、私たちを集めてくださいました。私たちは、身体では、離ればなれになっています。しかし、心では、一つになって、主イエスのところに集まっています。


 主イエスは、「やもめと裁判官」のたとえを語られます。真剣に祈り続ければ、神は必ず、耳を傾けてくださる。これが、このたとえの第一の教えです。祈りは、毎日続けていくことです。毎日祈ることは、義務ではありません。祈りは、権利です。私たちは、いつでも、遠慮なく、神に語りかけてよいのです。語りたい時、語ってよいのです。正座する必要も、敬語を使う必要もありません。心に浮かんでくる思いを、そのまま伝えればよいのです。声に出さなくてもかまいません。私たちは、祈りたい時に祈ってよいのです。神は、いつでも耳を傾けてくださるのです。私たちの神は、「聴く」神なのです。だから、どんな時も、安心して祈りましょう。


 たとえの第二の教えは、神は、私たちの思い通りになる方ではないということです。たとえに登場する「やもめ」は、「裁きを行」うことを願います。裁きとは、神のみこころが実現することです。神のみこころと私たちの思いは、異なることがよくあります。神は聞いてくだらない。私のことをわかってくださらない。そんな思いにかられ、「気を落と」すことがよくあります。そのような時、祈りを止めないことが大切です。祈りを止めずに、続けていけば、私たちの方が、神に耳を傾けるようになります。そして、神のみこころと自分の思いが一致するようになります。祈りとは、神のみこころと私たちの思いが一致していくことです。神のみこころがわかること、少しずつわかっていくことです。神のみこころが実現することに、喜びを感じるようになることです。神のみこころの実現が、私たちの本当の幸いである。この真理に気づき、信じるようになることです。だから、私たちは、祈り続けよう励まされているのです。


 たとえでは、「神を畏れず人を人とも思わない裁判官」が、「やもめ」のために裁判を行うことになります。「不正な裁判官」が、正しい裁きを行う裁判官に変えられます。これが、第三の教えです。私たちが祈り続けることで、この世界が変わります。不正や暴力に満ちた、今の世界を変えていきます。神はすべてをご存知だから、私たちは祈る必要はない。祈っても、世界は変わらない。そんな思いにとらわれることがあります。そんな思いが出た時こそ、私たちは祈り続けたいと思います。私たちが祈り続ける姿が、すでに、この世界の救いであり、希望なのです。そして、世界が変わっていくとは、世界が平和になるとは、私たちの祈りに加わる人が増えていくことなのです。不正な裁判官は、祈る裁判官、耳を傾ける裁判官へと変えらたのです。やもめが祈り続ける姿によって、変えられたのです。祈りは、必ず世界を変えます。世界中の人が祈れるようになることが、真の平和です。だから、世界平和の実現を信じて、祈り続けましょう。


 私たちは、今、「ロザリオの月」を過ごしています。聖母マリアとともに、熱心に祈っています。聖母とともに、主イエスの福音は味わいながら、「わたしたち罪びとのために、今も、死を迎える時も、お祈りください」と祈っています。罪に傷ついている世界中の人びとのために、祈っています。今も、死を迎える時も、聖母とともに祈れる喜びに満たされています。祈りは、喜びです。すべてのいのちの幸いを願うという喜びです。この祈りの喜びを分かち合いながら、ともに歩んでいきましょう。どんな時も祈り続けることができるという福音をのべ伝えながら、ともに歩んでいきましょう。


 今月は、「世界宣教月間」です。私たちが祈る姿は、復活のキリストが生きている証しです。私たちが祈り続ける姿は、聖霊が働き続いている証しです。「あなたがたは、わたしの証人となる。」この御言葉が、今年の世界宣教月間のテーマです。主イエスのこの福音を実現しながら、ともに歩んでいきましょう。


--


一場 修

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