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1月22日「年間第3主日」の朗読箇所と説教

  • kiotanblock
  • Jan 18, 2023
  • 7 min read

1月22日「年間第3主日」の朗読箇所と説教


 一場神父から1月22日「年間第3主日」の朗読箇所と説教が届きましたので掲載します


◆ ◆ ◆


小教区窓口の皆様


いつもお世話になり、ありがとうございます。


1月22日「年間第3主日」の朗読箇所と説教をお送り致します。


「ことばの祭儀」の配信は、1月22日(日)午前7時の予定です。よろしくお願い致します


皆様のために、お祈りしています。一場


◆ ◆ ◆


【一場神父のyoutubeチャンネル】(ミサ及び講座)


https://www.youtube.com/channel/UCabRcWL-YVYvkpofce8Nptg


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※


〔1月22日/年間第3主日〕

【第一朗読/イザヤ8・23b-9・3】イザヤの預言


8・23b先に

ゼブルンの地、ナフタリの地は辱めを受けたが、

後には、海沿いの道、ヨルダン川のかなた

異邦人のガリラヤは、栄光を受ける。


9・1闇の中を歩む民は、大いなる光を見

死の陰の地に住む者の上に、光が輝いた。

2あなたは深い喜びと大きな楽しみをお与えになり、

人々は御前に喜び祝った。

刈り入れの時を祝うように

戦利品を分け合って楽しむように。

3彼らの負う軛、肩を打つ杖、虐げる者の鞭を

あなたはミディアンの日のように

折ってくださった。

【答唱詩編/詩編27・1、4、13+14】


神よ、あなたの顔の光をわたしたちの上に照らしてください。

詩編27


27・1神はわたしの光、わたしのすくい、

わたしはだれもおそれない。

神はわたしのいのちのとりで、

わたしはだれをはばかろう。


4わたしは神に一つのことを願いもとめている。

生涯、神の家を住まいとし、

あかつきとともに目ざめ、

神の美しさを仰ぎ見ることを。


13神に生きる人々の中で

わたしは神の美しさをあおぎ見る。

14神を待ち望め、

強く、たくましく、神を待ち望め。

【第二朗読/①コリント1・10-13、17】使徒パウロのコリントの教会への手紙


1・10

兄弟たち、わたしたちの主イエス・キリストの名によってあなたがたに勧告します。皆、勝手なことを言わず、仲たがいせず、心を一つにし思いを一つにして、固く結び合いなさい。

11わたしの兄弟たち、実はあなたがたの間に争いがあると、クロエの家の人たちから知らされました。12

あなたがたはめいめい、「わたしはパウロにつく」「わたしはアポロに」「わたしはケファに」「わたしはキリストに」などと言い合っているとのことです。13

キリストは幾つにも分けられてしまったのですか。パウロがあなたがたのために十字架につけられたのですか。あなたがたはパウロの名によって洗礼を受けたのですか。

17

キリストがわたしを遣わされたのは、洗礼を授けるためではなく、福音を告げ知らせるためであり、しかも、キリストの十字架がむなしいものになってしまわぬように、言葉の知恵によらないで告げ知らせるためです。

【福音朗読/マタイ4・12-23】


アレルヤ、アレルヤ。イエスは神の国の福音を告げ知らせ、民の病いをいやされた。アレルヤ、アレルヤ。

マタイによる福音


4・12イエスは、ヨハネが捕らえられたと聞き、ガリラヤに退かれた。13

そして、ナザレを離れ、ゼブルンとナフタリの地方にある湖畔の町カファルナウムに来て住まわれた。14

それは、預言者イザヤを通して言われていたことが実現するためであった。

15「ゼブルンの地とナフタリの地、

湖沿いの道、ヨルダン川のかなたの地、異邦人のガリラヤ、

16暗闇に住む民は大きな光を見、

死の陰の地に住む者に光が射し込んだ。」


17そのときから、イエスは、「悔い改めよ。天の国は近づいた」と言って、宣べ伝え始められた。


18

イエスは、ガリラヤ湖のほとりを歩いておられたとき、二人の兄弟、ペトロと呼ばれるシモンとその兄弟アンデレが、湖で網を打っているのを御覧になった。彼らは漁師だった。

19イエスは、「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう」と言われた。20二人はすぐに網を捨てて従った。21

そこから進んで、別の二人の兄弟、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネが、父親のゼベダイと一緒に、舟の中で網の手入れをしているのを御覧になると、彼らをお呼びになった。

22この二人もすぐに、舟と父親とを残してイエスに従った。23

イエスはガリラヤ中を回って、諸会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、また、民衆のありとあらゆる病気や患いをいやされた。


【説教】


「悔い改めよ。天の国は近づいた。」主イエスが、「宣べ伝え」られた最初の「ことば」です。そして、このことばは、今も宣べ伝えられています。キリストのからだである、私たち教会が、日々、宣べ伝えています。


今日、年間第三主日は、「神のことばの主日」です。フランシスコ教皇は、2019年9月30日、この主日を「神のことばを祝い、学び、広めることにささげることを宣言しま」した。


私たちは、今日、神のことばを祝います。神のことばが実現していることに感謝し、喜びます。今日の第一朗読は、イザヤの預言からです。「闇の中を歩む民は、大いなる光を見/死の陰の地に住む者の上に、光が輝いた。あなたは深い喜びと大きな楽しみをお与えになり、人々は御前に喜び祝った。」このことばは、主の降誕の時、宣言されました。そして、今日再び、このことばが、私たちに与えられています。それも、今日実現している、神のことばとして与えられています。「天の国」とは、場所のことではありません。神の「大いなる光が輝い」ていることです。すべてのいのちが、「深い喜び」に満たされることです。すべてのいのちが、本当の幸せの中で生きることです。生きていることに、心から喜べることです。そして、すべてのいのちは、戦争や貧困といった、「死の陰の地に住む」必要はないのです。暴力や不正はなくならないと諦めなくてもよいのです。勇気をもって、「大いなる光」の中に入ればよいのです。この大いなる光に自分のすべてをゆだねること、光の方に歩み始めることが、「悔い改め」なのです。私たちは、今日、このイザヤの預言の実現を祝いたいと思います。「天の国が近づい」ていることを、ともに祝いたいと思います。


私たちは、今日、神のことばを学びます。神のことばを学ぶとは、日々、神のことばに耳を傾けることです。神のことばは、日々、新たにされます。私たちは、日々新たにされる神のことばに、新たな心で、応え続けます。悔い改め続けて、新たになり続けます。「天の国」とは、私たちが、すべてのいのちが、日々、新たになっていくことなのです。今日の第二朗読で、コリントの教会の争いの様子が報告されています。過去の人間関係に縛られて、「仲たがい」している共同体の姿です。神のことばを忘れている共同体の姿です。神のことばに応えられず、日々、新たになれない共同体の姿です。私たちも、コリントの教会のようになる危険を抱えています。コリントの教会のようにならないために、神のことばを学び続けましょう。何か問題や困難があったら、神のことばに立ち戻りましょう。神のことばに耳を傾けて、神が示される新たな道を、ともの歩み始めましょう。


私たちは、今日、神のことばを広めます。今日の福音で、弟子たちは、主イエスとともに、神のことばを広める旅を始めます。主イエスは、弟子たちに言われます。「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう」と。神のことばを広める旅は、主イエスについて行く旅です。私たちは、主の導きを信じて、神のことばを広めていきます。主のみ旨を確かめながら、旅を続けます。そして、私たちは、「漁師」となります。漁師という仕事は、一人ではできません。仲間が必要です。私たち教会は、神のことばを広めるために、神から呼ばれた者たちの集まりです。支え合い、祈り合い、神のことばを広めながら、ともに歩む共同体です。私たちには、「天の国」という「網」が与えられています。この網の中に、すべてのいのちが入ることができるように、ともに、漁を続けていきましょう。


そして、私たちは、今、「キリスト教一致祈祷週間」を過ごしています。今年のテーマは、イザヤの預言1章17節のことばからで、「善を行い、正義を求めなさい」です。このテーマの解説文の中で、次のように述べられています。「善を行うことを学ぶには、自己内省する決心が必要です。一致祈祷週間は、わたしたちの諸教会や諸教派間の分裂が、より広い人類家族の分裂と密接につながっていることをキリスト者が認識する絶好の機会です。わたしたちがキリスト教一致のためにともに祈ることで、何が私たちを結びつけているのかを考え、人類の中にある抑圧と分断に立ち向かうことに尽力できるのです。」私たちは、神のことばに支えられて、他の教派の姉妹兄弟たちとともに、真剣に祈りたいと思います。善を行い、正義を求めていきたいと思います。神のことばの実現を信じて、一致して歩んでいきたいと思います。



※2023年キリスト教一致祈祷週間小冊子のPDFはこちら↓


https://www.cbcj.catholic.jp/wp-content/uploads/2022/11/2023icchi_booklet.pdf



※京都キリスト教協議会主催「キリスト教一致祈祷週間」礼拝

○日時:2023年1月22日(日)午後4時〜5時

○場所:日本聖公会聖アグネス教会


礼拝 YouTube配信(日本キリスト教団室町教会YouTubeチャンネル)はこちら↓


https://youtube.com/@Muromachi-churchOrg


--

一場 修



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